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ART(IVF-ET)経過表

金沢たまごクリニックでは、胚移植が終了してお帰りになる時に、ART(IVF-ET)経過表をお渡ししています。

ART(IVF-ET)経過表は、今回の治療の総括記録です。採乱した卵子の数、媒精方法、受精、分割、あるいは胚盤胞への発育数、移植胚の状態、凍結した場合はどの状態のたまごが何個あるか、などが記録されています。

治療で使用した精子の状態も記載されていて、精子精製の処理前後の液量、精子濃度、運動率がわかります。処理前の正常所見はWHOによると、液量2ml、精子濃度2000万/ml以上、運動率50%以上とされています。これらを満たしていることが望ましいと思われていますが、ARTにおいては、処理後の精子濃度、運動率のほうがより重要になってきます。

精製処理後に、良好な運動精子がどれだけ回収できたかによって、conventional IVF と顕微授精のいずれの媒精方法が良いのか判断されます。

ART(IVF-ET)記録表をご覧になってわかりにくいことがありましたら、気軽にスタッフに尋ねてくださいね。

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