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胚移植の2つのルート

胚の移植方法には、カテーテルの通るルートにより、経子宮頚管法(上図)と経子宮筋層法(下図)の2種類があります。

当院では基本的に経子宮頚管法を行っています。「胚移植」の記事でもふれていますが、この方法では、胚を吸引した細いカテーテルを子宮の入り口(外子宮口)から挿入し、子宮の奥に注入します。採卵と異なり、針は使用しないので、痛みはほとんどありません。

経子宮筋層法では、筋層を経て子宮内膜まで特殊なガイド針を刺入し、そのガイド針の中へカテーテルを挿入して子宮の中に胚を注入します。子宮頚管内にポリープがあったり、頚管の屈曲が強くて経子宮頚管法ではカテーテルが挿入できない症例でも移植が可能です。19年前に、永遠幸マタニティクリニック(現永遠幸レディスクリニック)で開発された方法で、「TOWAKO法」といわれています。 

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