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1+2=双子??

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採卵の次の日、受精確認の際、「受精はしていますが、異常受精になってしまったので、 このたまごは治療には使えません」と言われたことがある方もいると思います。クリスマスの時にお見せした写真では、たまごの中にある前核というものが 2個だったのに対して、上の写真では見にくいかもしれませんが、3個認めます。この現象は、普通の体外受精の場合、ほとんどは精子が2匹入ってしまった場合に発生し、多精子受精といいます。(研究中ですが、精子を1匹だけたまごに入れる顕微授精の場合にも、受精確認時にたまごの中に前核を3個認めることがあり、こちらはたまごの減数分裂の失敗が原因のようです。) 精子が2匹入ったのなら、双子になる んじゃないか !? と思われるかもしれませんが、実は、染色体が多くなってしまうため、正常には発育しません。ですから、せっかく受精しても移植することができません。1卵生の双子でも、たまごと精子は1対1で受精しているんですよ。

 

 

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採卵

体外受精はまず、採卵からはじまります。超音波をみながら卵胞に細長い針をさして、中のたまごを取り出すのが採卵です。「針をさす」と聞くととても痛いように感じますが、チクッとするくらいで、時間も5分程度で終わります。

もちろん痛みには個人差があります。でも、痛みに強い人・弱い人・怖がりな人など、毎日いろんな方が採卵をしていますが、はじめは不安でいっぱいでも終わってみるとほとんどの方が、「意外と大丈夫でした」と言われます。

そして採卵が終わると、採れたばかりのたまごをモニターで見ることができます。ご自身のたまごをみて緊張から安堵の表情にかわる様子が拝見できると、私たち培養士もほっとします。

どうぞあまり怖がらず、リラックスした気持ちで採卵にのぞんでくださいね。

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初期胚のグレード②

     4分割した胚の状態。卵の中に4つに分離した様子が見える。

前回、当院でのグレードのつけ方を 紹介しましたが、ここでは、実際の胚を、示してみます。

写真は、day2における、グレード1に相当するものです。実際の、培養では、2〜3割程度ぐらいの頻度で、みられます。

これぐらいの、胚を戻せれば妊娠の期待も膨らみます。但し、絶対と言うわけでは、ありません。妊娠には、胚の見た目の善し悪しだけではない、他の因子も絡んでくるので不明な部分が、多いからです。

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大雪

培養とはちょっと関係ない話ですが、昨日、今日と全国的に大雪ですね。もちろんたまごクリニックも雪に埋もれました。こんな時、スタッフの数が少なく、女手ばかりのこのクリニックで頼りになるのが皆さんご存じ、いちばん顔を合わす機会が多い、看護師さんたちです。朝早くからやってきて、一生懸命雪かきをしてくださいます。(微力ながら私も頑張ってお尻が筋肉痛です。)

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冗談を交えながらもくもくと作業をすること数時間(??)、あっという間に雪が片付いてしまいました!!

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雪かきだけでなく、普段の仕事でもとっても頼りになる看護師さんたちです!

 

 

 

 

 

 

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初期胚のグレード①

培養師は、卵ひとつひとつにグレード(通知簿)をつけています。

今回は、当院でのグレードのつけ方を紹介しましょう。

 

初期胚(採卵2,3日後)の場合、4段階で評価しています。

 指標は主に以下の3つ

①発育のスピードは順調か

②割球のサイズは揃っているか

③余分な細胞片(フラグメント)は出ていないか

 

申しぶんのない卵であれば、グレードは「 1 」となります。

ただしグレードは見た目だけを評価したものであって、卵自身がもっている

生命力を評価したものではありません。

たとえグレードが良くなかったとしても、やさしく見守ってあげてください。

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