labo report

助成制度③

先に日本産科婦人科学会から症例登録番号をとるという話をしました。登録には、もちろん名前は入れません。当院での治療周期ごとの患者識別番号で登録しています。治療時の満年齢や不妊原因、治療内容、妊娠の有無などです。入力項目は常に同じではなく、少しずつ変わることがあります。この入力した項目は、年ごとに集計され、有効に使われているようです。

 

P1010366.JPG

Tamago Clinic

助成制度②

一般の不妊治療の助成は、どこの病院でもいいのですが、特定の不妊治療の助成は不妊治療指定医療機関でなくてはなりません。ホームページで調べると一覧があり、県内では現在8施設でした。金沢市が指定する医療機関は県内だけでなく県外の病院もあり、こちらもホームページで調べることができました。

助成対象者や助成期間など制限がいろいろある不妊治療の助成ですが、最近では毎年100件ずつ増えているとのことでした。申請して認可されると、その1ヶ月から1ヶ月半後には助成金が受け取れるとのこと。想像よりも早い対応に驚きました。不妊治療やその助成制度がより一般的になったのだと感じました。

Tamago Clinic

助成制度①

もうすぐ3月ですね。3月と云えば仕事柄思い出すのが、不妊治療の助成の申請が増える頃だなということです。私たちは日本産科婦人科学会から症例登録番号をもらうことをしてますが、実際、どういう感じで申請手続きをするのだろうと思い、足元が良くなったので、近くの金沢市役所に行ってみました。

市役所の1階に医療費助成という窓口がありますが、不妊治療の助成は3階の健康総務課が窓口でした。まだ2月ということもあり、来客がいないようだったので、申請はどういう風にするのですか?と聞いてみたところ、とても丁寧に答えていただきました。

不妊治療と言ってもいろいろあるため、助成も『一般』と『特定』の2つがあることから教わりました。それぞれ申請する用紙も異なり、さらに助成金額や助成期間も異なります。当院の受付さんも詳しいですが、申請窓口に電話して尋ねることもできます。今回話をお聞きした担当の方も、電話で質問される方がたくさんいますので、分からないことがあったら、気兼ねなく電話して下さいと言っていただきました。

Tamago Clinic

新年会

少し前になりますが、小松と金沢のスタッフ合同での新年会が催されました。

毎年いくつかのチームに分かれて出し物をします。今年は金沢のスタッフでチームを結成して、某有名海外アーティストの踊りを披露しました。昼休み、仕事終わり、自宅で一生懸命練習した甲斐もあってなかなか好評でした。仕事以外でスタッフが一丸となれる機会はあまりないので、チームワーク向上にもつながるとてもよい経験だったと感じました。

Tamago Clinic

胚の培養液交換

以前培養液のお話をしましたが、覚えていますか?

当院では採卵から胚盤胞培養まで3種類の培養液を使用していますが、胚の培養液交換は異なる種類の培養液にかえるときだけに行うわけではありません。同じ培養液で培養する時も、ときどき培養液を交換しています。それはなぜかというと・・・。

 

培養液には胚の成長に必要な栄養がたくさん含まれています。しかし、胚が成長していく中で、ずっと同じ培養液の中にいるとだんだんと栄養が消費されてなくなっていきますよね?ですから、ときどき新しい培養液にかえてあげることで、ちゃんと胚に栄養がいきわたるようにしています。

また、成長するということは胚も私たちと同じように生きているわけですから、栄養をとりいれた後は老廃物を排出します。このいらなくなった老廃物が胚の周りにどんどん溜まっていくと環境が悪くなり、成長の妨げになるかもしれません。そのため、この老廃物を取り除くためにも、培養液交換をしています。

このように胚は何度かの培養液交換を経ながら大きく成長していきます。私たち培養士は、胚がお母さんのお腹の中へ戻るその日まで、元気にすくすくと成長するようにお母さんの代わりとなって大切に見守っています。

Tamago Clinic

labo report

アーカイブ

金沢たまごクリニック
TEL 076-237-3300
(完全予約制)