遺伝子って何だろう?
染色体や遺伝子といった言葉が身近になった近頃ですが、
みなさんは二つの言葉の違いわかりますか?
何度か前のブログで、"染色体"を人の設計図が書き込まれた"本"に例えて紹介しました。
染色体を本とすると、"遺伝子"は本に"書き込まれている文章"です。
染色体という本の中には沢山の書き込みがしてあって、
その中には意味のない文字の羅列(らくがき)のような部分も多くあります。
遺伝子はその書き込みの中でも意味をある文章で、設計図そのものです。
細胞の中では、
染色体という本を開き、遺伝子という文章を読み解いて、
設計図の指示に従ってものを作り、組み立てていくのです。
ちなみに染色体という本に書き込まれている文章は、
ATCGという4種類の文字(DNA)で構築されているんですよ!
人の個性は十人十色といいますが、
たった4文字の配列がこれだけの個性を生みだしていると思うと不思議な気持ちになりますね。