labo report

歓迎会

先日、この秋から新しくスタッフとなった方々の歓迎会がありました。

新しく入った方たちの挨拶を聞きながら、不妊で悩む方の多さに驚き、この仕事に携わる責任の大きさを実感した、この仕事に就いたばかりの頃を思い出しました。

個性豊かな新しいスタッフとともに、より良い仕事ができるよう頑張りたいと思いました。

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移植後の余剰胚

一度の採卵で移植できる胚が複数確保できた場合、移植した後に残った胚(余剰胚)は凍結して保存しておくことができます。凍結するステージは初期胚(day2またはday3胚)と胚盤胞の2つから選択できます。

次の治療のために確実に凍結胚を残しておきたいときは、初期胚凍結をおすすめすることが多いです。胚盤胞凍結の場合、、すべての胚が胚盤胞になるわけではないので、胚盤胞まで育たずに凍結できなくなる可能性があります。しかし、胚盤胞にまで成長した胚は妊娠率が高いといわれているので、胚の生命力を見極めたいと思うときにチャレンジしてみるのもよいと思います。

基本的には初期胚のグレードをお伝えして、どちらのステージで凍結するかを移植の日に決めてもらっていますが、分割状態によっては培養士のほうで胚盤胞培養をおすすめすることもあります。

わからないこともたくさんあるかと思いますので、お気軽に培養士に相談してくださいね。

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感謝の気持ち

今年のノーベル医学生理学賞に京都大学の山中伸弥教授が選ばれてから、テレビで見ない日はありませんね。動画サイトで受賞の会見をノーカットで観ましたが、家族や直接研究に関わった方だけでなく、様々な人に感謝の気持ちを述べられていました。

普段何気なく生活していると忘れてしまうことがあるので、私もまわりの人への感謝の気持を大切にしたいなと思いました。 

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第30回日本受精着床学会

 8/30~8/31に大阪国際会議場で日本受精着床学会がありました。当院から培養士2人が参加しました。8つの会場で朝から夕方まで活発な発表が行われていました。不妊治療の歴史も長くなり、世間に認知され技術も向上するようになると同時に、以前は取り上げられなかった様々な問題がでてきています。それについてのディスカッションも多くされていました。

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先体反応

以前精子の精製というお話しの中で、"先体反応"という言葉が出てきましたが、今回はその先体反応についてです。

精子は頭部に先体と呼ばれる分泌小器官があり、内部にはたくさんの酵素が存在しています。この酵素が、受精時、卵子へと入っていく際に重要な働きをします。受精では、精子は顆粒膜細胞(採卵時にみていただいている卵子のまわりにあるふわふわした細胞)に包まれている卵子を認識し、近づきます。するとまず、先体からヒアルロニダーゼや放射冠通過酵素という酵素を放出することで卵子のまわりにある顆粒膜細胞の結合をゆるめ、その中を通過し卵子にたどり着きます。つぎにアクロシンという酵素を放出して卵子の殻の部分を通過し、中へともぐりこみます。このように、受精するために精子が卵子の中へと入りこむ際の反応が先体反応と呼ばれるものです。

この先体反応を起こすためには精子が受精能を獲得しなくてはなりません。体内では子宮や卵管を通過する際に獲得しますが、体外受精では精子精製をする過程で獲得できています。

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