labo report

第37回日本受精着床学会総会・学術講演会

先日、東京で行なわれた学会に培養士2名が参加して、
『当院におけるBMIと妊娠率および流産率の関連性』
『採卵数と妊娠率の関連性について』の二つの演題を発表しました。

学会には他施設の培養士や先生方がたくさん来られるので、他施設で今現在行なっていること、
これから行なおうとしていることなど、色々な話を見聞きしてとても刺激になります。
最近ではインターネットで検索すれば簡単に表面的な情報は得られますが、
直接会うと詳細についても話が聞けるのでとても大切な機会だと思います。
受けた刺激を日々の仕事に活かしていきたいです。

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メラトニン

今回はメラトニンについて紹介します。

メラトニンは脳の松果体から分泌されるホルモンです。
作用には睡眠や概日リズム調節、脂質・糖代謝、発がん抑制、免疫調節、アンチエイジング効果、抗酸化作用などがあります。
そして血液中や、脳脊髄液、精液、卵胞液などに存在する事が分かっています。

メラトニンの作用の1つに強力な抗酸化作用があります。
ヒトの卵胞液中にメラトニンが高濃度に存在し、卵胞の発育に比例してその濃度が増加することが明らかになっています。
卵胞内で発生する活性酸素は卵子の成熟や排卵の際に必要な刺激ですが、過剰な活性酸素は同時に細胞障害性も持ち合わせています。
メラトニンは活性酸素などによる酸化ストレスから卵子や顆粒膜細胞を保護しています。

また卵子の中にはミトコンドリアという卵子の成熟や胚の発生に関与する細胞が含まれています。
メラトニンはそのミトコンドリアの機能を活性化させ、ストレスによる卵子の加齢などから保護するはたらきがあります。

しかし、メラトニンやミトコンドリアは加齢とともに減少するといわれています。

メラトニンについて様々な研究がされており、メラトニンを補充する事によって
・卵胞内の卵子の酸化ストレスが軽減した
・卵子の質と受精率の改善、妊娠率の向上につながった
などの報告があります。

メラトニンをご希望される方や興味のある方は看護師にお申し出ください。

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助成金について

梅雨明けが待ち遠しい今日この頃です。

今回は、不妊治療費助成制度について少しお話したいと思います。
助成制度には「一般不妊治療」と「特定不妊治療」の2種類がありますが、
当院では体外受精・顕微授精での治療となりますので「特定不妊治療」に当たります。
助成の対象は、
☆指定医療機関で不妊治療を行なっている戸籍上の夫婦
☆夫婦合算の年間所得額730万円未満
☆対象年齢は治療開始時の妻の年齢が43歳未満
☆助成回数は40歳未満で通算6回まで、40歳以上43歳未満で通算3回まで
となっています。
各都道府県や市町村によって助成の内容や住所要件等は異なっているため、詳細は各自治体に問い合わせをお願いします。
当院受付にもお気軽にお尋ねください。

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第55回北陸生殖医学会総会・学術講演会

寒暖差の激しい日々が続いておりますが、皆さん如何お過ごしでしょうか。

6月9日(日)、金沢大学附属病院宝ホールにて行なわれました、第55回北陸生殖医学会総会・学術講演会に培養士全員で参加しました。
当院培養室からは『Assisted Hatchingは胚盤胞移植何回目で施行するとより効果的か』という演題で発表しました。(Assisted Hatchingについては2019年3月29日のlabo reportに詳しく説明してありますので、興味のある方は一度読んでみて下さい。)
今回の学術講演会は演題数は昨年より少なかったものの、興味深い演題も多くあり大変勉強になりました。

イブニングセミナーでは獨協医科大学埼玉医療センターリプロダクションセンター泌尿器科准教授、小堀善友先生より
『オトコの不妊症 EMERGENCY〜Home semen testのトレンドと未来〜』という演題でお話がありました。
不妊治療に関する学会や講演となると女性不妊に関するお話が多いですが、今回は男性不妊についてのお話でした。
先生のお話は大変ユニークで興味深く、楽しく拝聴出来ました。

今回の学術講演会で学んだことを今後の治療にも活かしていけるよう、培養士一同日々頑張って参ります!

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新元号になりました。

5月1日に新天皇陛下が即位され元号が「平成」から新たに「令和」に変わりました。

新元号である令和という言葉は、日本最古の歌集である万葉集の「梅花の歌」、

初春の令月にして、
気淑(よ)く 風和らぎ、
梅は鏡前の粉を披(ひら)き、
蘭は珮後(はいご)の香を薫(かをら)す。

という歌から引用された言葉で、春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように日本の国民一人ひとりが明日への希望と共に、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいという願いを込めて、新元号「令和」と決定したそうです。

私達、金沢たまごクリニックスタッフ一同も、患者様一人ひとりが明日への大きな希望の花を咲かせる事が出来るように願っており、また、その一助となれるように令和という新しい時代も日々の業務に励みたいと考えています。

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